(公財)九州運輸振興センター トップページお問い合わせ 日本財団 助成
会長からのご挨拶センターの概要主な事業内容及び業績賛助会員入会のご案内定款リンク集

九州うんゆジャーナル
九州運輸コロキアム
講演会
海事振興セミナー
企業経営基盤強化等セミナー
調査研究
調査研究報告会
受託事業一覧
懸賞論文募集
九州の運輸統計
事業報告書及び決算書
事業計画書及び予算書
お問い合わせフォーム
センターからのお知らせ

※画像クリックで拡大表示します。

第61回九州運輸コロキアム 報告
2017/10/16

              鹿児島の観光再生へ 中長期的な観光戦略と人材育成が必要
                −鹿児島県観光プロデューサー 古木圭介氏が講演−


 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成による「第61回九州運輸コロキアム」を、鹿児島県観光プロデューサー古木圭介氏を講師にお迎えし「観光 〜過去・現在・未来〜」をテーマに、平成29年10月6日(金)、鹿児島市において開催いたしました。

  最近の観光は、政府の外国人の訪日観光客増大に伴う経済効果を高める政策に力を入れており、当初の予想をはるかに上回る勢いでインバウンドが増加しています。しかし、将来の日本の観光がどうなるか未知数であり、特に少子化により人口減少が進む地方において「観光」への取り組みをどうするのかが大きな課題となっています。
  古木氏は50年あまり様々な形で観光に携わってきました。その中でも累積赤字20億を抱えた鹿児島サンロイヤルホテルを就任4年目から単年度黒字にした手腕は特質すべきものです。このような経験をもとに、鹿児島県の観光の再生へのヒントやビジョンなど、観光業や関連産業の方々の今後の取り組みの一助となるよう企画しました。

  まず、鹿児島県観光プロデューサーの役割として、鹿児島県内の観光実情と課題の調査、観光庁・鹿児島県・財界・議会などとの意見交換、鹿児島県PR・観光戦略部との意見交換、中長期の観光戦略の策定を行い、具体案を知事に提言するとともに、実働部隊としては鹿児島県観光連盟との戦術協議を進め実行、実現していくことの重要性を説明されました。
  さらに鹿児島の観光に取り組むにあたっての戦略や問題点が示されました。@短期的に「明治維新150周年」「NHK大河ドラマ「西郷どん」」の活用。A中期的に「奄美群島の国立公園世界自然遺産候補地、御楼門完成、国体開催の予定の活用。B長期的に鹿児島県を観光リゾート地と位置付けて各種戦略を構想し、実施していくため、国内・海外からの長期滞在者の受け入れ態勢を整える必要がある。Cそのために国内航空路線の拡充・国際航空路線の充実、大型船が寄港できる港の整備や離島の港の整備、観光列車の活用・公共交通の整備、ホテルなど宿泊施設への支援と整備の必要性を説明。

  また、鹿児島県観光のキーワードとして、@屋久島・奄美群島をはじめとする大自然、霧島山系の活用、桜島・錦江湾の活用、薩摩半島・大隅半島の再点検、北薩の魅力の発掘などの環境関連。Aお祭り文化や国際霧島音楽祭の推進、指宿なのはなマラソン、鹿児島マラソンなどスポーツ推進、鹿児島ユナイテッドなどプロスポーツチームのキャンプ支援などの文化関連。B温泉を活用したメディカルツーリズムやヘルスツールイズム、トレッキングやロングトレイル、ダイビング、フィシイング、ヨットなど海に関するスポーツなどの観光関連や屋久島・奄美・錦江湾を活用したクルーズ船など新たな観光目線での紹介がありました。
  しかし鹿児島の観光戦略は、広報、営業、時間、人員、旅行会社からの支援要求などで膨大化する経費、少子化に伴う人口減少による教育旅行の減少等の問題を抱えている。このため少数経営型組織、PR経費の削減、マスコミの活用などによる営業経費の削減。世界の有名観光地や「ななつ星in九州」「ゆふいんの森」のように富裕層をターゲットにし、顧客競争率を高める。現況の「買い手市場」から「売り手市場」へと変えていく必要があり、日本一輝く観光地にするため「鹿児島リゾ―ト化構想」が必要との考えが示されました。

  最後に、鹿児島の観光は昔の資源に頼っており、それを動かす人材も少なく、さらに資源と人材の活用の歯車がかみ合っていない。そうした中で鹿児島が一流の観光リゾートを目指すには、夢となる目標をしっかり定めた中長期的な観光戦略、基礎となる資源の再発掘や視野の広いリーダーをつくる人材育成、さらに国際化への対応や情報化への対応が重要であり、そのために行政、業界など関係者と一体となって取り組むことの必要性を提言されました。

  講演後の討議(意見交換)においては、参加されていた皆様から、「自分達で気づかない観光資源に視点をあてた考え方が素晴らしい、しっかり応援していきたい」、「分野は違うがスポーツ観光など一緒に取り組めることも分かったので一緒に取り組みたい」など意見が出され活発な意見交換の場となりました。
  今回のコロキアムは、観光業者、観光関連事業者をはじめ地方自治体や運輸事業者で観光に関わりを持つ方々等約80名が参加(当初70名予定)されましたが、参加された皆様には今後の取り組みなどに大変参考になる有意義なものとなりました。





平成29年度冷凍コンテナの引渡しについて
2017/10/11

                  離島航路で使用する冷凍コンテナを提供しました
  
              −生鮮食品等の安定輸送と乗降の際の安全確保等のために−

 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の離島活性化活動と連携し、同財団の支援と助成を受け、毎年、離島航路で使用される冷凍コンテナやバリアフリータラップなどの海運振興関連施設を製作し、提供しています。
 
  これは、当センターが、離島住民の方々への生鮮食品や冷凍・冷蔵食品の安心・安全な輸送確保や乗客特に車椅子使用者や高齢者の方々の安心・安全な乗降を確保するために、併せて離島航路の持続的な運営確保を支援するため、日本財団の離島活性化活動と連携し、同財団の支援と助成を受け、35年以上に渡り、製作・提供しているものであり、これまで、冷凍コンテナ・保冷コンテナ等362個、バリアフリータラップ等53基など多くの開運振興関連施設を製作・提供し、関係者である離島航路事業者はもとより離島住民にも大変喜ばれかつ感謝されています。
  今回は鹿児島県内の6離島航路事業者に対し、冷凍コンテナ13個を製作し提供いたしました。

  これら冷凍コンテナの提供にあたり、平成29年10月5日(木)、鹿児島新港旅客ターミナル(鹿児島市)において、比企栄作国土交通省九州運輸局鹿児島運輸支局長と山下佳一郎鹿児島県企画部交通政策課主幹を来賓にお迎えし、当センター竹永健二郎理事長(九州郵船且ミ長)や引渡しを受ける離島航路事業者などの関係者40名の参加の下に、引渡式を開催しました。
 
  引渡式では、比企支局長と山下主幹に来賓挨拶を頂くとともに、竹永理事長から「日本財団の多大な助成により製作したこれらコンテナが離島住民の生活向上に役立てれば幸いです。末永く大切に使ってほしい」などの挨拶を述べた後、関係航路6社・村の代表者へ目録が手渡されました。引渡しを受けた航路事業者を代表して奄美海運株欄c昌社長から「食生活の変化・向上の中にあって、離島住民の生活に密着した必要不可欠な冷凍コンテナの需要は毎年急激に増大しているが、事業者の力ではこれに対応できない中、提供して頂いた(公財)九州運輸振興センターとこれに大きな助成を頂いた日本財団には大変感謝している。事業者を代表してお礼を申し上げます」との謝辞が述べられました。
 その後、ターミナル横に整列した真新しいコンテナについて、メーカーが機能や利用方法などを出席者に説明して、引渡式を終了しました。





海で遊ぼうin平戸 受賞写真展の開催及び表彰式について
2017/09/25

                 この夏、海に親しみ楽しい思い出写真を展示

              −海と日本プロジェクト第3弾 「写真展と表彰式!」を実施−

                                   
 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成を受けて、海と日本プロジェクトのイベントとして実施している「海・船・島の魅力再発見プロジェクトin平戸」の一環で、先に実施した「船で遊ぼうin平戸」、「空より美しい海でキャンプ!」に続く第3弾として、海に親しみ楽しかった思い出の「写真展」を平成29年9月23日〜30日にわたり平戸市未来創造館において、根獅子集落機能再編協議会とNPO大宰府アートのたねとの協働により実施しています。

  今回の写真展は、7月23日及び8月5日に実施した「船で遊ぼうin平戸」、8月8〜9日に実施した「空より美しい海でキャンプ!」に参加した皆様が、記憶に残したいもの、感動したものなどを写真に撮り、イベントアプリに投稿いただいた146点の中から、審査委員会における厳正な審査を経て、各島、集落の方に選んでいただいた53点を展示したものです。
写真展の初日である23日には、平戸市未来創造館において表彰式が執り行われました。表彰式では「平戸市長賞」をはじめ連携して取り組んだ各島や地域から「特別賞」の表彰とともに、地域特産の副賞の贈呈もあり、受賞者からは喜びの声とともに、来年の開催への期待や地域に住んでいて知らなかった新たに発見したこと等の喜びなどの声が聞かれました。
  また、当日は各地で連携して取り組んでいただいた多くの皆様も出席され、地域が連携した取り組みの効果や継続することの大切さなどの意見が出ていました。
 
  今回のイベントを通じて、当センター、地元で活動する団体・根獅子集落機能再編協議会、福岡都市圏で活動するNPO大宰府アートのたねが連携、協働し、また平戸市などの行政の協力を得ながら実施したもので、船や島を通じた交流を図りながらの海の啓発促進につながるものとなりました。
 今回の取り組みが、参加した子どもと保護者の方たちが海に親しみ、海の素晴らしさなどを知ってもらうとともにより深い海への愛着につながるものと大いに期待しています。
  当センターとしても、このような活動を含め、今後も引き続き海の広報啓発のための活動を積極的に行っていくことにしています。

※写真左 表彰式
※写真中 平戸市長賞 受賞写真「かけぬける!」
※写真右 写真展の様子





第61回九州運輸コロキアムの開催について
2017/09/08

                       第61回九州運輸コロキアムのご案内

  この度、(公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成による「第61回九州運輸コロキアム」を鹿児島市において下記により開催致します。

  今回は、鹿児島県内の観光振興に積極的に取り組んでおられる、鹿児島県観光プロデューサーの古木圭介氏を講師にお迎えし、「観光〜過去・現在・未来」と題してご講演頂くことになりました。
  日本の産業おいて「観光」は過去にあまり重要視されてきていませんでした。しかし近年、アジアの新興国の台頭により、日本の産業であった重厚長大産業は次第に影を潜め、輸出による産業構造が変わりつつあります。そのため、政府は外国人による訪日観光客増大に伴う経済効果を高める政策に力を入れており、現在、当初の予想をはるかに上回る勢いでインバウンド客が増加しています。
  しかし、将来の日本の観光がどうなるのかはまだまだ未知数であり、特に少子化により人口減少が進む大都市以外の地域において「観光」への取り組みをどうするのか、大きな課題となっています。

  当講演では、50年あまり観光に携わってきた経験をもとに、鹿児島再建を考え、知事や関係者に提言を行っているその一端を、お話し頂けることとなっています。
  九州運輸コロキアムは交通・運輸・観光の最新の諸課題について講師にご報告いただき、参加者を交えた討議を行うことにより、参加者全員がテーマについて理解を深めてゆくことを目的としています。 
  多くの関係者の皆様のご参加をお待ちしています。
 
                                 記

日 時 : 平成29年10月6日(金) 13:30 〜 15:30

会 場 : ホテル セントコスモ 2階 楠
         鹿児島市山之口町2−7  TEL 099−224−3211

講 師 : 鹿児島県観光プロデューサー 古 木 圭 介 氏

     【古木圭介(こぎ けいすけ)氏プロフィール】
      昭和18年1月生まれ 鹿児島県出身 昭和42年3月拓殖大学卒業
      昭和42年4月  潟Oローバルユースビューロー入社 現在 非常勤取締役
      平成4年1月〜平成4年6月  南国興産梶E知覧カントリークラブ 常務取締役
      平成4年7月〜平成12年8月 鹿児島サンロイヤルホテル 専務取締役総支配人
      平成21年7月〜平成25年9月 肥薩おれんじ鉄道梶@代表取締役社長
      平成26年2月〜平成29年9月 九州旅客鉄道梶@旅行事業本部担当部長
      平成26年4月〜          NPO法人鹿児島グルメ都市企画(屋台村) 理事長 現在に至る
      平成29年7月〜          鹿児島県観光プロデューサー 現在に至る
    
テ−マ : 「観光 〜 過去・現在・未来」

参加者 : 約70名(参加無料)

参加申込 : お電話をいただくか、または当センターホームページのお問合せフォームにて、通信欄に
         「コロキアム参加希望」と明記して、会社名・住所・電話番号・参加される方の役職名及び
         お名前を記入の上、平成29年10月4日(水)までにお申込み下さい。

★お問合せ先
  公益財団法人 九州運輸振興センター
  TEL 092-451-0469  FAX 092-451-0474






第60回九州運輸コロキアム 報告
2017/09/06

                  たくましく日本を支え進化する「内航未来創造プラン」
                  
                  −国土交通省海事局内航課長 飯塚秋成氏が講演−

 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成による「第60回九州運輸コロキアム」を、国土交通省海事局内航課長の飯塚秋成氏を講師にお迎えし「内航海運の活性化に向けて 内航未来創造プラン〜たくましく 日本を支え 進化する〜」をテーマに、平成29年9月4日(月)、福岡市において開催いたしました。

  内航海運業界は、船舶や船員の高齢化、事業者の大半が脆弱な中小事業者など多くの課題を抱えていることから、国土交通省では昨年4月に内航海運事業者、荷主団体、学識経験者などで構成する「内航海運の活性化に向けた今後の方向性検討会」を発足し、1年3月をかけ検討が進められ、今後概ね10年後を見据えた内航海運が目指すべき将来像として、「内航未来創造プラン 〜たくましく 日本を支え 進化する〜 」としてとりまとめ、本年6月30日に公表されたことから、内航海運業をはじめ多くの海事産業に携わっている方々の今後の取り組みの一助となるよう企画しました。

  今回の講演では、@我が国の国民生活や経済活動を支える基幹的輸送インフラであり、減少傾向にあった輸送量は近年わずかながら上昇傾向にある。A産業構造は荷主企業−オペレーター−オーナーの専属化・系列化が固定化し、事業者の99.6%は中小企業で事業基盤は脆弱である。B「船舶の高齢化」「船員の高齢化」の「2つの高齢化」という構造的課題がある。CCO2削減等の観点から、更なるモーダルシフトの推進が求められている。といった内航海運の現状・課題が報告されました。
  次に、こうした状況を踏まえ、国土交通省が昨年4月に内航海運事業者、荷主団体、学識経験者などで構成する「内航海運の活性化に向けた今後の方向性検討会」を発足し、1年3月をかけて検討を進め、今後概ね10年後を見据えた内航海運が目指すべき将来像として「安定的輸送の確保」、「生産性向上」の2点を軸として位置付け、その実現に向け、「内航海運事業者の事業基盤の強化」、「先進的な船舶等の開発・普及」、「船員の安定的かつ効果的な確保・育成」「その他の課題への対応」について具体的施策が盛り込まれた「内航未来創造プラン 〜たくましく 日本を支え 進化する〜 」を本年6月30日に公表したことが報告されました。

  最後に、内航海運業の将来像の実現のための具体的施策の説明では、
「内航海運事業者の事業基盤の強化施策」として、
@船舶管理会社を登録することにより、登録会社の統一的管理・評価が可能となり、事業基盤強化に有効として、平成30年度より運用開始予定の「船舶管理会社登録制度の創設」について早急に検討を進める。
A荷主、内航事業者双方への要望や共通の課題などの情報共有を図り、それぞれの事業者の取組や行政施策へ反映するための「安定・効率輸送協議会(仮称)」の設置。
B関係者の連携の強化を図り、具体的な取組の推進等を実施するため「海運モーダルシフト推進協議会(仮称)」を設置し、モーダルシフト船の運航情報等一括検索システムの構築・実証実験や先進的取組等に対する表彰制度を行う。

「先進的な船舶等の開発・普及施策」として、
@操船支援・自動化、機関故障の予知・予防、荷役等の船内業務の省力化等を実現するトータルなシステムとしての自動運航船の実用化を目指す。
A船舶管理登録事業者の管理船舶や労働環境改善船(仮称)、IOTを活用した先進船舶に対する金利低額措置等の優遇措置の導入を検討し、円滑な代替建造の支援を行う。
B省エネルギー効果、費用対効果を「見える化」することにより、省エネ投資の促進につなげる、内航船「省エネ格付け」制度を創設し、普及に努める。

「船員の安定的・効果的な確保・育成施策」として、
@専門教育の重点化、リソースの効率的・効果的活用、船員養成に関わるステークホル ダー 間の連携強化を図るため、船員教育体制の抜本的改革の取組を年内を目途にとり まとめる。
A499総トン以下の船舶における船員の確保・育成策として、499総トン以下の貨物船の居住区拡大による500総トン超えに対する安全基準の緩和の検討を進める。
 
「その他の課題への対応」として、
@内航海運暫定措置事業の関係では、借入金の弁済が順調に進み平成35年度より前倒しで終了する可能性もあり得ることから、具体的な影響、事業者の意見等を把握し、課題や国の対応について検討する。
A燃料油の硫黄分の濃度規制への対応として、「燃料油環境規制対応方策検討会議」「燃料油環境規制対応連絡調整会議」で検討を進め、検討結果を踏まえ関係者が連携しつつ規制の円滑な実施に向けた必要な対応方策を推進する。
といった内容が紹介され、この施策を推進するため行政、業界など関係者が一体となって取り組んでいくことが表明されました。

  講演後の討議(意見交換)においては、参加されていた皆様から、「具体的な施策については、一定期間での評価などフォローアップが大切」「現在取り組まれている船員確保策を引続き推進して行くことが必要」「船舶管理会社の登録制度を十分に機能させるためには何らかの法的支援策が必要」など意見が出され活発な意見交換の場となりました。

  今回のコロキアムは、内航海運事業者、造船事業者、港湾運送事業者をはじめとする多くの海事産業事業者に加えトラック事業者、地方自治体などの交通事業に関りを持つ方々等約130名が参加(当初70名予定)されましたが、参加された皆様には今後の取組みなどに大変参考になる非常に有意義かつ貴重なものとなりました。





海と日本プロジェクト第2弾 「空より美しい海でキャンプ!」 報告
2017/08/23

              内陸部の子ども達が海に親しみ楽しい思い出を作りました

           〜海と日本プロジェクト第2弾 「空より美しい海でキャンプ!」を実施〜

 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成を受けて、海と日本プロジェクトのイベントとして実施している「海・船・島の魅力再発見プロジェクトin平戸」の一環で、先に実施した「船で遊ぼうin平戸」に続き、第2弾として平成29年8月8〜9日に、遠浅の美しい海が広がる平戸市根獅子浜において「空より美しい海でキャンプ!」を、根獅子集落機能再編協議会と大宰府アートのたねとの協働により実施しました。

  先日、日本財団の「海と日本」に関する調査で「若者(10歳代)の4割が海に親しみをあまり感じない」など若年層ほど海離れの現状であるなどの調査結果が発表されるとともに、このような状況を踏まえ「実地体験の海の学びの場の提供」や「地域の特色を生かした地域性を活かしたプログラムの展開」などが必要との提言が行われたところです。
  当センターでは、このような現状の改善等をめざし、次世代を担う小中学生を中心に海洋国日本の存在とその重要性の意識向上に寄与するための活動などを行っていますが、今般、その活動の一環として、普段、殆ど海に接することがない内陸部の子ども達が海に接し、海の良さを実際に体験してもらうことで海への親しみを持ってもらうとともにこれを通じて日本が素晴らしい海の囲まれた海洋国日本であることを認識してもらうために、内陸部の子どもとその父兄を対象に、空より美しいと言われる根獅子浜の海を臨む浜辺において、海に親しみ、また海に来たくなるような様々な活動を行う、キャンプを実施しました。

  今回のキャンプは、海に接する地域であっても海離れが進む中で、日頃海に接することのない地域である福岡県の内陸部(太宰府市を中心)の子どもやその父兄47名が参加し、BG財団のボランティア活動での協力によるカヌー体験、地元根獅子集落の方々に教えて頂きながらの浜辺での魚釣り・素潜りなどの海洋体験や浜辺での火おこし体験、地元の皆さんの用意したソーメン流しなどを、また、サバイバルキャンプと銘打ち、夜は浜辺でテントを張り、浜辺からの透き通った空を眺めながら寝袋で寝るなど通常ではすることのできない貴重な体験を満喫してもらいました。

  キャンプに参加した子供たちからは「砂浜が広いし海が綺麗でびっくりした」、「初めてカヌーで遊んだのが楽しかった」、「あまり釣れなったけど、また釣りに来たい」、「手伝ってもらったけど素麺流しの器を自分で竹を切って造れて嬉しかった」などの声が聞かれ、また、その父兄からも「親子で自然に触れる機会が少ないのでいい機会になった」、「子供が楽しく遊ぶ姿を見ると嬉しいですね」「器づくりや押し寿司つくりなど、この地域に来ないと出来ない貴重な体験が、地元の皆さんと一緒に体験できたのが素晴らしかった」などお礼と感謝の声にあわせ、このような試みは子供たちに海の楽しさ・親しみを覚えさせるものであり、今後も是非とも続けて欲しいとの強い要望がありました。
 
  今回のキャンプは、当センター、地元地域おこし団体の根獅子集落機能再編協議会、福岡都市圏で活動する大宰府アートのたねが連携、協働し、また平戸市などの行政の協力を得ながら実施したもので、日頃接触の少ない臨海部と内陸部とが海を通じた交流を図りながらの海の啓発促進につながるものとなりました。
  今回のキャンプが、参加した子供とその父兄の方たちが海に親しみ、海の素晴らしさなどを知ってもらうとともにその素晴らしさが、口伝てにより広く周りの子どもや父兄などに伝えられることにより、より多くの人に海の素晴らしさ、ひいては、わが国が四面海に囲まれた海洋立国であることの啓発促進に繋がるものと大いに期待しています。

  当センターとしても、このような活動を含め、今後も引き続き海の広報啓発のための活動を積極的に行って行くことにしています。
  なお、今回のイベントへ参加者した子ども達とその父兄にはこれを通じて、その後の海洋産業への関わりを持つことに期待するところです。





平成29年度簡易待合所の引渡式について
2017/08/10

                鹿児島県三島村へ離島で使用する簡易待合所を無償提供

 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の離島活性化事業と連携し、同財団の支援を受け、鹿児島県三島村硫黄島の硫黄島港に設置する簡易待合所を製作し、8月2日、鹿児島市において当センター専務理事の福山二也から三島村の大山辰夫村長へ引渡しを行いました。

  鹿児島県三島村は、鹿児島県本土の南方に40キロメートルから50キロメートル離れた海上に位置する竹島・硫黄島・黒島の三島に約400名の方が生活しています。
  この3島へはライフラインであるフェリーみしまが、唯一の交通、輸送機関として生活物資の輸送や島民の足として、鹿児島市との間を週4便運航しています。
  島民の方はこのフェリーみしまを利用し鹿児島市の病院へ通うなど九州本土への移動を行っていますが、これら3島は外海の厳しい気象・海象条件の中にあり、その待合所は、荒天時等に備えフェリーの接岸場所から遠く離れた場所に設置されています。
  このため、荒天時でない時には、利用者はフェリーの接岸場所近くに行き、真夏の炎天下では強烈な日射を浴びながら、また、ときには雨の日や風の日に風雨にさらされて乗船を待つ状況にあり、特に高齢者等は待合所から乗船場所への移動に時間を要するためこの傾向が強かったことから、島民、特にお年寄りから簡易待合所の設置が強く求められていました。

  三島村役場では、その設置について検討を進めていましたが、財政上の事情等で設置できなかったことから、当センターへ相談、設置要望が出されたところです。
  その要望を受け、当センターの海運振興関連施設整備事業として、日本財団の離島活性化事業の一環としての支援と助成を受け、今般、3島の一つである硫黄島(硫黄島港)へ設置する簡易待合所を製作し、無償提供することとし、引渡しを行ったものです。

  引渡しの場では、この簡易待合所の設置により、島民を始めフェリー利用者の方々のフェリー待ちの厳しい時間を少しでも快適に過ごすことができると、島民や三島村役場などの関係者から、日本財団と当センターへの感謝とお礼の言葉がありました。





海と日本プロジェクト 「船で遊ぼうin平戸」 報告
2017/08/08

               平戸の島々の周遊と散策、フェリーへの落書きなどをして
               子ども達が海や船に親しみ楽しい海の思い出を作りました

               −海と日本プロジェクト 「船で遊ぼうin平戸」を実施−

 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成を受け、海と日本プロジェクトのイベントとして「船で遊ぼうin平戸」を実施しました。
  近年、国民の海離れが進んでいますが、このような中、海に親しみ育った島の子どもたちでさえも海離れ・島離れが急激に加速しているところです。また、海との関わりにより栄えた地方都市においても人口減少が進んでいます。

  このような背景のもと、島が多く存在し古の時代から大陸や海との深いつながりで発展してきた平戸市においても同様の傾向にあることから、次世代を担う子どもたちが海や海の生業や文化に触れ、島の楽しさ・素晴らしさを再発見してもらいことを目的に、地元の子供やその父兄を中心に平戸の海・島・船の魅力を再発見してもらうために、地元の離島航路に就航している(有)竹山運輸のフェリ−を活用した「島をたんけん、船にらくがきしてみよう」をキャッチフレーズに「船で遊ぼうin平戸」を7月23日(日)と8月5日(土)の2日間、実施し、平戸の島々を巡るとともに島に上陸しての散策、探検を行いました。
 
  フェリー船内では、地元漁協の方による地元でとれる魚の説明と、とれた大きな魚の解体や、ドイツ製の環境にやさしいチョークを使ってフェリー船体への魚や船などを落書き(わが国初と思われます。)し、また、地元ボランティアの方のガイドにより、世界遺産候補として挙がっている「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連の平戸の聖地と集落(中江ノ島)の周遊を始め海上から平戸市沿岸の素晴らしい史跡や景観・景色を眺めるクルーズを満喫しました。
  また、平戸島や平戸市の離島である「度島(たくしま)」と「的山大島(あづちおおしま)」へ上陸し、地元の子ども達とフェリーから上陸した子供たちが一緒に岸壁へ落書きをし、また、島のボランティアガイドの方の案内で島の散策、探検を行い、島の歴史等を学びしまの魅力の発見をしました。
 
  今回のイベントは、九州運輸局、平戸市、地元地域おこし団体・根獅子集落機能再編協議会、佐世保旅客船協会、(有)竹山運輸などの官民が連携し、かつ、多くの関係者をメンバーとする「海・島・船の魅力再発見プロジェクトin 平戸協議会」で検討を進めながら連携、協働して、また、地元の漁業組合、しまに住む地域おこし活動者の方を始め多くの方々の支援と協力を受けて実施しましたので、平戸地域全体を挙げてのイベントとなりました。
 今回のイベントが、地元の海、島への関心の機運を盛り上げ、また、離島に欠かせない航路の重要性の認識を深めることになりましたので、今後の引き続きでの地域全体で取り組む海の啓発活動に繋がり、また、地域おこしの原動力となることを確信しています。
当センターとしても、引き続きこれをはじめとして海の広報啓発のための活動を積極的に行って行くことにしております。
  なお、今回のイベントへ参加者した子ども達とその父兄にはこれを通じて、海の素晴らしさなどを知って頂き、その後の海洋産業への関わりを持つことに期待するところです。





第60回九州運輸コロキアムの開催について
2017/07/28

                      第60回九州運輸コロキアムのご案内

  この度、(公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成による「第60回九州運輸コロキアム」を、福岡市において下記により開催致します。

  内航海運は、国内貨物輸送の44%、産業基礎物資輸送の約8割を担う我が国の基幹的輸送インフラであり、地方創生や災害発生時等の代替輸送にも重要な役割を果たしています。
  しかし一方で、船舶や船員のいわゆる2つの高齢化、事業者の大半は事業基盤が脆弱な中小事業者、CO2削減等の環境問題への対応など多くの課題を抱えている現状があります。
  こうした状況から、国土交通省では昨年4月に内航海運事業者、荷主団体、学識経験者などで構成する「内航海運の活性化に向けた今後の方向性検討会」を発足しました。約1年に渡り検討が進められ、その成果を「内航未来創造プラン 〜たくましく 日本を支え 進化する〜 」としてとりまとめ、本年6月30日に公表しました。本プランには、今後概ね10年後を見据えた内航海運が目指すべき将来像を「安定的輸送の確保」、「生産性向上」の2点を軸として位置付け、その実現に向け、「内航海運事業者の事業基盤の強化」、「先進的な船舶等の開発・普及」、「船員の安定的かつ効果的な確保や育成」等について具体的施策が盛り込まれています。

  今般、国土交通省海事局内航課長の飯塚秋成氏を講師にお招きし「内航海運の活性化に向けて 内航未来創造プラン 〜たくましく 日本を支え 進化する〜 」と題してご講演頂きます。 
  当講演は、業界の皆様や行政など多くの関係する方々が業界変革に取り組まれている現状において、長期的視点での産業政策であり時宜を得た大変有意義で参考になるものと思っております。是非とも多くの皆様にご参加頂きたく存じます。

                              記

日 時 : 平成29年9月4日 (月) 13:30 〜 15:30

会 場 : ハイアット・リージェンシー・福岡 リージェンシーT
         福岡市博多区博多駅東2−14−1 TEL 092−412−1234(代)

講 師 : 国土交通省海事局 内航課長 飯 塚 秋 成 氏

     【飯塚秋成(いいづか あきなり)氏プロフィール】
      1970年生 東京都出身 1993年 東京大学法学部卒
      1993年04月 運輸省入省 運輸省運輸政策局政策課、関東運輸局運航部港運課長、国土交通
      省総合政策局観光部観光地域振興課課長補佐、住宅局住宅総合整備課マンション管理対策室
      課長補佐、総合政策局 環境・海洋課課長補佐等の要職を経て
      2008年05月 在オーストラリア日本国大使館一等書記官
      2011年07月 国土交通省航空局航空交渉室長
      2012年10月      〃       国際企画室長
      2013年07月 東京大学特任准教授(航空イノベーション総括寄附講座)
      2015年07月 総務省地域力創造グループ地域情報政策室長
      2016年06月       〃     〃    地域振興室長(人材力活性化・連携交流室長併任)
      2017年07月 国土交通省海事局内航課長 現在に至る

テーマ : 内航海運の活性化に向けて 内航未来創造プラン 〜たくましく 日本を支え 進化する〜

参加者 : 約70名(参加無料)

参加申込 : お電話をいただくか、または当センターホームページのお問合せフォームにて、通信欄に
        「コロキアム参加希望」と明記して、会社名・住所・電話番号・参加される方の役職名及び
        お名前を記入の上、平成29年9月1日(金)までにお申込み下さい。

★お問合せ先
  公益財団法人 九州運輸振興センター
  TEL 092-451-0469  FAX 092-451-0474





第18回海事振興セミナー 報告
2017/06/30

               クルーズ王国九州のさらなる取組活動の推進に向けて
                 〜第18回海事振興セミナーを開催しました〜

 (公財)九州運輸振興センターでは、日本財団の支援と助成による「第18回海事振興セミナー」を、九州地方整備局港湾空港部長 堀田治氏を講師にお迎えし「九州におけるクルーズの動向について」をテーマに、平成29年6月23日(金)、福岡市において九州クルーズ振興協議会との共催により開催いたしました。

  クルーズ船の寄港は、地域経済へ大きな効果を与えることから日本全国でクルーズ船寄港誘致が積極的に行われています。特に九州は九州クルーズ振興協議会を始め、関係者の積極的な取組みやアジアに近いという地理的特性、豊富な観光資源を有すること等から  クルーズ船の寄港は極めて多くなっています。今後、一層のクルーズ船寄港誘致のため、関係者によるハード面、ソフト面でのさらなる整備・充実が進められていることから、今回のセミナーは、今後のこのような取組みに貢献することを目的に企画・開催いたしました。

 講演では、
〇世界やアジアのクルーズ人口が10年前に比べ急速な増加しており、日本においてもクルーズ船寄港回数が大きく伸び、特に九州の「博多港、長崎港、那覇港」が上位港を占め、クルーズ船による入国者数が増加の一途で、全国の7割が九州からの入国である。九州の特徴として2016年は港湾からの入国者数が空港からの入国者数を上回る結果となっており、2017年には欧米大手クルーズ船社のアジアへの大型船4隻の投入予定による、1,000回以上のクルーズ船の寄港予定、日本発着クルーズの運営が3社体制に確立し、色々な寄港地で乗下船できるクルーズや期間の長いクルーズ、などバリエーションが多くなっており魅力的になっているなどの現状報告がありました。

〇日本向けのクルーズマーケットの多くが中国、1週間以内の旅行行程であることから、九州・沖縄によらないツアーはわずか7%、九州はクルーズマーケットを担う重要な土地である。また、最近のクルーズの傾向として、買い物から自然・観光・アクティビティーでの体験など傾向が変わってきている。さらには、チャータークルーズにおけるランドオペレーターの問題やクルーズ船対応が今後もできる仕組みの検討の必要性。特に「おもてなし」や地元の名産品等の販売事例などの新たな取り組みの紹介や今後のクルーズ対応にあたって地元の関りの大切さ、国によるクルーズ拠点の整備に向けた様々な取り組みなども紹介されました。

〇最後に、課題と今後の展望として、日本、アジアのクルーズは黎明期から成長期に入っている。2020年頃までの成長期において日本を含むアジア地域のクルーズが完成に近づく。現在、新造船の投入など新たな動きもあることから、港湾の整備、旅行業関係制度などの受け入れ環境整備が大切。従来、港湾は物流に限られていたが、クルーズ船の入港などにより景色が変わり一般的な活用や観光資源としての活用、クルーズ船の入港による地域の国際化が進むなどの影響が出てくる。クルーズが成長することにより多角的、広域的に恩恵が受けられることが望まれると結びました。

  今回の海事振興セミナーは九州クルーズ振興協議会メンバーを中心にクルーズ振興等に関係される約140名が参加されましたが、参加された皆様には今後の取組みなどに大変参考になる非常に有意義かつ貴重なものとなりました。







このページのトップへ